2005 蒲谷敏彦CHINA REPOR 
蒲谷敏彦
(ぶたに・としひこ)

 今年4月から3度目の海外勤務。中国蘇州に赴任したビシネスマンの中国レポート。駐在員ならではの現地レポート。
松山では、MPRO、シンシアに乗るヨットマン



蘇州 Map


中国 Map

 

第3回:CHINA REPORT (5月号)
     ―― 中国の四文字熟語は素敵 ――

更新日2005/05/30 

 

 忙しさにまぎれて、すっかり原稿が遅れました。
済みません。びっくりネタには困らない中国ですが、毎日次から次に驚くことが起きるので、かえって執筆するタイミングを逸してしまうような状況です。
一ヶ月のご無沙汰でした。皆様お元気でしょうか?
 週末の朝は金鶏湖畔の公園への散歩が日課になりました。

昨日はお日柄がいいのか、ボンネットにフラワーアレンジメントを載っけてリボンをなびかせた黒の高級車(ジャスト・マリッド号)が次から次に到着します。

結婚式のカップルが親族を従えて前撮りならぬ、結婚式当日の写真撮りだそうです。

前のナンバープレートの上には赤地に金色で『永結同心』やら『心心相印』やら『百年好合』の文字を記したシールを貼っています。

さすが、四文字熟語の国ではあります。
家内は最初に見たとき、『百年結合』と思ったらしく顔を赤らめていました。

   

        新婚初夜の間(金玉満堂)

新婚さんの四文字熟語といえば、太湖の東山(ここも蘇州)にある清朝末期に建てられた豪族の屋敷(春在楼)にも新婚さんの部屋があって、そこに掲げられた4文字熟語は、『金玉満堂』というものでした。

読み方(発音)間違うと、とてもお下品になるので要注意です。

こちらでは非常にありがたい、お金がドンドン入ってくる熟語だそうで、私が一人で笑いを堪えていると中国人が変な顔で見ています。


太湖に向かって石を投げる若者たち

東山には当社の社員全員で親睦日帰り旅行に行ったのですが、太湖の畔では若い新入社員が5人で湖に向かって、石投げ遊び(飛び石をするやつです。)を真剣にしました。
反日デモも下火というか、自然消滅みたいになって、

日本のマスコミも鉄道事故や談合事件の方に興味がいってますが、こちらも大使館や領事館に石など投げないで、湖や川に向かって投げてる中国の若者を見ている方が好いです。

日中関係も『百年好合』であれば好いと思いながら。


            蘇州より 蒲谷敏彦


第4回:

 
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